メーカー研究職として働く

化学メーカー研究職2年目のこめだんが、メーカー研究職の実態、電池の知識、本の感想など幅広くお伝えするブログです。

自己紹介 〜メーカー研究職が副業としてブログを始めた理由3つ〜

初めまして。アクセスいただき、ありがとうございます。

 

こめだんと申します。よろしくお願いします。

 

この記事では以下のことについてお話しします。

 

 

お付き合いいただけると幸いです。

 

 

自己紹介

名前:こめだん

年齢:20代後半

職業:研究職(化学メーカー)

専門:有機×バイオ(学士、修士)→リチウムイオン電池(企業)

居住地:東京(生まれ〜修士)→岡山(就職)

 

 

ブログを始めたきっかけ            

私が副業としてブログを始めようと思ったきっかけは以下の通りです。

 

  1. 本業以外の収入源を作る
  2. メーカー研究職としての自分の能力を高める
  3. 文を書くのが好き

 

それでは順々に説明していきます。

 

1. 本業以外の収入源を作る

 

これは、今の会社の給料では暮らしていけない、という意味ではありません。

むしろ、恵まれた職場環境のホワイト化学メーカーだと思います。

 

「本業の収入で十分なら、さらに副業で稼ぐ必要はないのでは?」

 

それでも私は本業以外の収入源が必要だと思っています。

その理由は、将来的に下記のようなリスクがあるからです。

 

  • メーカーでの人員整理で、まず切られるのは研究職
  • 40歳を過ぎて待っているのは激務か退屈だけ?

 

この2つのリスクについて説明したいと思います。

 

メーカーでの人員整理で、まず切られるのは研究職

メーカーにおいて、会社経営が赤字となり、誰かをリストラしなければいけない状況になったとします。

そんな時、まず最初に切られてしまうのは誰でしょうか 

 

 

 

それは、研究職です。

 

研究職は、今から10年先や20年先の利益を目指すための職種であり、会社が長期的に利益を存続していくためにはなくてはならない職種です。

 

しかし、このコロナ渦がもたらした利益減少という目先の危機に対しては、研究がもたらす長期的な利益を減らしてでも対処する必要があります。

 

「今回のコロナ騒ぎで、リストラまではいかなくても、製造への異動を命じられたり、研究予算が大幅に減らされたり、って噂を聞いたことがある」

 

メーカー研究職は決して安定した職種ではない、ということをコロナ渦を通じて強く感じました。

 

 

このようなリスクは常に存在しています。

 

  • もしも不祥事によって会社の信用が失われ、製品が売れなくなったら・・・
  • もしも地震で工場が潰れ、製品が作れなくなったら・・・

 

このような場合に最初に切られるのは、研究職です。

 

そんな事態に陥ったときも、自分の生活を守るために、新たな収入源が欲しいと考えています。

 

 

40歳を過ぎて待っているのは激務か退屈だけ?

皆さんご存知の通り、日系企業の多くは年功序列制度であり、それはメーカー研究職でも同じです。

 

そして、働き盛りの25~40歳の間は、昇進スピードの差はあれど、概ね全員が研究職として働き続けることができます。

 

しかし、40歳を過ぎると、概ね2つのルートに分岐します。

 

  1. 40歳までに優秀な実績を残した人は、マネージャーとして研究を取り仕切る管理職に回るのが一般的です。非常にやりがいのある仕事ですが、責任は重く、激務である場合が多いです。
  2. 40歳までに実績を残せなかった人は、設備管理などのいわば裏方仕事に回ることが多いです。研究活動を行う上で、なくてはならない仕事ではありますが、仕事内容としては退屈です。

 

今、私は両方のタイプの上司の仕事を近くで見ていますが、正直どちらにもなりたくありません。激務も退屈もゴメンです。

 

もちろん研究は好きですが、それと同じくらいプライベートの時間に小説を読んだり、スポーツをすることも好きなんです。

 

 

今私が希望しているのは、40歳以降もワークライフバランスを維持しつつ研究職として働くことです。

 

そのような希望は持っていますが、たとえその希望が却下されたとしても、私は家庭を守るためにその決定に従わなければならないでしょう。

 

管理職として、激務または退屈な仕事生活を不本意ながら送ることになるかもしれません。

 

 

しかし、もし私にもう一つ収入源があったとしたらどうでしょう。

 

  • 研究職を続けたい、という希望を強く主張できる
  • 多少給料が下がっても専門職として雇ってくれる会社に転職できる

 

やりたい仕事と収入を両立するための選択肢が広がります。

 

また、私の中の「研究職として働きたい」という希望もこれから歳を取るにつれて変化していくかもしれません。

そのような場合も、本業以外の収入源を持っておくことは、働き方の選択肢を広げることにつながると思います。

 

以上の理由から、私は本業以外の収入源が欲しい、と考えています。

 

 

2. メーカー研究職としての自分の能力を高める

 

ブログを始めようと思った2つ目の理由は、ブログ×研究による相乗効果を期待したからです。

 

論文やビジネス本をただ読んで知識を得ただけでは意味がありません。これはただの自己満足です。

 

重要なのは、そこで得た知識を自分の研究にどう生かすかを考え、知恵として身に付けることです。

 

そして知恵を身につける最も効果的な手段こそが「アウトプット」です。

 

ブログによるアウトプットでは、以下のような過程があります。

 

  • 人にわかるように自分の考えや学んだことを文章にする
  • 記事に対する相手のコメントを吟味する

 

この2つの過程は、知識さえあればうまくいく、というわけではありません。

知識を元に考えることをしなければうまくいきません。

考えることで、知識が知恵に昇華されるのです。

 

(この部分の説明については、「やるべきことが見えてくる研究者の仕事術」という本に詳しく述べられています)

 

また本書では、

ブログを書くことで、

 

「アウトプットを原則としたインプット」

 

が身につくと述べられています。

 

この心構えは、製品化(=アウトプット)を目指して研究を行う、メーカー研究職に最も必要な能力です。

 

以上の理由から、私はブログによるアウトプットがメーカー研究職としての能力向上に役立つと考えています。

 

 

3. 文を書くのが好き

 

3つ目の理由は、私が文を書くのが好きということです。

 

子供の頃から、私は本を読むのが好きでした。

 

ですが、作文はあまり得意ではなかったため、すすんで文を書くことはありませんでした。

 

それから月日が経ち、高校・大学を卒業し、社会人として半年働いた頃に、読書メーターというアプリを始めました。

 

読書メーター:読んだ本を記録して読書量を管理したり、日本中の読書家と本を通じたコミュニケーションができるサービス

 

私が読書メーターを始めたのは、好きな本を自分の中で閉じ込めておくのではなく、

 

  • 読んだ時の感情を人と共有したい
  • どうしてこの本が好きなのかをちゃんと言葉にして伝えたい

 

と思ったからです。

 

読書メーターへの感想の投稿は今でも続けており、自分の感想文にいいねやコメントをもらえると嬉しくなります

 

この読書メーターを通じて、自分は本を読むのも好きだが、書くことも好きだ、ということに気づきました。

 

それから、思い立って小説投稿サイトで稚拙な短編をいくつか投稿したりもしました。

 

 

以上の経験から、「文を書く」副業であるブログがやりたい、と思いました。

 

 

 

以上の3つが、ブログを始めようと思ったきっかけになります。

 

 

 

このブログで扱う内容

現時点では、以下のような内容を書く予定です。

 

研究

 ・電池の基礎知識、関連ニュース

  ・企業の研究職とは

  ・研究職に役立つ仕事術

・本の感想

 ・小説

 ・ビジネス本

 ・自己啓発本

・雑記

 

 

まずは継続が第一だと考えているので、ここに書いていないことでも自分が書きたいと思ったことを取り上げていきたいと思います。

 

 

 

それでは長くなりましたが、これからよろしくお願いします!